しゃがんでしか見えない景色



しゃがんでしか見えない景色があることを

しゃがんでみて、はじめて知った。

もしかしたら、まだ知らない景色が

たくさんあるのかもしれない。


女の子だから、とか、
長女だから、とか、
もう歳だから、とか、
優等生だから、とか、
ブスだから、とか、
病気だから、とか、

決めつけて、無理してない?
決めつけて、あきらめてない?

もちろん、たくさんの人と一緒に生活していくためには、
ある程度、自分の役割を持つことは大切。

だけど、その役割に縛られすぎると、
自分の立っている場所がわからなくなったり、
周りの変化に気がつかなくなったり、幸せに鈍感になってしまうよ。


夢中になれるものを見つけたときや、
夢中になれる人に出会えたときは、

たくさんのことが知りたくて、
いろんな角度から観察しようとするのに

時間とともに、
そういうはじめての気持ちは薄くなってしまう。

近くのものしか見なくなったり、
探さなくなったり・・・。

なのに、欲だけはどんどん大きくなっていく。

そして、心が満たされなくなると、
ひどい時は、自分の役割や社会や他人のせいにしてしまう。



はじめての気持ちを忘れたときは、
ジャンプしたり、しゃがんだりして、観察してみて。

いつもと違う角度でみてみると、
今まで、見たこともないような新しい発見があるかもしれないから。

役割という衣を脱いでみると、
ものすごい力が飛び出してくるかもしれないから。


しゃがんでしか見えない景色があるように、
一歩下がって見なければ、気がつかない思いもあるから。



目標を達成した後だって、可能性は続いているんだよ。
大好きな人と別れた後だって、人生は続いているんだよ。


決めつけてしまって、なにも見ようとしないのは、もったいないよ。